信じよう! 「まだだけどね」の 底力 (The Power of "Yet")
今日は以下のTEDトークから学んだことを書きます。
上記のTEDトークのタイトルは「必ずできる!― 未来を信じる 「脳の力」 ―」。
日本語字幕の設定が可能です。
それに演説者の方はゆっくり話していますので、聞き取りやすい英語だと思います。
「成長型マインドセット」に関しては、以前このブログでも触れたことがあります。
そして今回の演説者の方もスタンフォード大学の教授です。
今回のTEDトークを拝聴し、私は以下のように理解しました。
10歳の子供たちにとって難しい課題を与えたところ、 「成長型マインドセット」タイプの子供たちの反応は「挑戦大好き!」であった。
彼らは 「まだ」出来なくても、能力は開発できる!と解っていた。
子供たちが間違いに直面したときの脳の電気特性を観測したところ、「成長型マインドセット」タイプの子供たちの脳は(そうでない子供たちと比べて)活発に働いていることが判った。
⇒「成長型マインドセット」を持たせる子供に育てる方法:
- 結果にとらわれず、彼らの取り組んでいるプロセス(過程)を褒める。
彼らの努力、やり方、集中力、忍耐力、進歩を褒めることで、強くて「しなる」子供に育つ。- ワシントン大学が開発したオンライン数学ゲーム。
正解でも点数を稼げるが、プロセス(過程)でも点数を稼げる仕組み。
その結果、忍耐力などが増加した。- 事前に「脳のしくみ」を教えると、成績が伸びる。
「何か新しいことや難しいことを学習すると、脳内のニューロンが新しく強い結合を作り、どんどん頭が良くなっていくよ。」⇒(うまくいかないときは)「まだ」学習曲線上にいることを認識させる習慣を持たせ、未来に続く道を歩ませよう。
この「まだ」という言葉だけでも自信が身に付き、やり抜く力を与える。
⇒ 教育者は教育の平等社会を作ろう。
「まだ」づくしの成長型マインドセット授業を施すと教育の「平等」が起こる。
サウス・ブロンクス地区でかなり遅れを取っていた4年生の生徒が、ニューヨーク州の算数のテストで一番を取った例もある。
真の成長可能な場に生きること、「まだ」に満ち溢れた世界に生きることが、全ての子供たちの「基本的人権」なのだ。
いかがでしょうか。
教育者の神髄を見たような気がしますよね。
今回のTEDトークは子供たちの教育のお話でしたが、私はこれはリーダーにも当てはまるように思うのです。
Follower(部下)のために、「まだ」に満ち溢れた環境を与えることも、リーダーの務めではないでしょうか。
そして私は私自身にも「まだだけどね」の底力を信じて、成長を続けようと思います。
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