偏見は イドラ意識し 対策を
今日は久しぶりに私の好きなYouTubeチャンネル 仏教に学ぶ幸福論 by 菊谷隆太 から学んだことをブログ記事にします。
上記の動画のタイトルは「思い込み・偏見から抜け出す方法」。
お話の中で「イドラ」という聞いたことがない言葉がありましたので、Wikipediaで調べました。
そして上記2つのサイトから以下のように学びました。
イドラとは人間の先入観、偏見、誤りなどのこと。
16世紀から17世紀にかけてのイギリスの哲学者であったフランシス・ベーコン(1561年-1626年)は、人間には4つのイドラが存在し、それら4つを取り除いて初めて人間は真理にたどり着け、本来の姿を取り戻すことができると説いた。
- 種族のイドラ
人間であるが故に生じる思い込みや偏見のこと。
「この目で見たんだから間違いない」、「そう聞いたから間違いない」といった幻覚・幻聴による見誤り。
菊谷さんによる対策アドバイス:
「私たち人間が観察するものは真実ではない」ことを知ること。
体験は当てにならない。幻覚・幻聴はいくらでもある。
偏見なのかも知れないと疑ってみる。- 洞窟のイドラ
個人の性癖、習慣、教育や狭い経験などによってものの見方がゆがめられること。
菊谷さんによる対策アドバイス:
「人間は狭い価値観の中でレッテルを貼っている」ことを知ること。
視野を広げることが大事。- 市場のイドラ
他者からの不正確・不適当な情報から引き起こされる偏見。
フェイクニュース、噂など。
菊谷さんによる対策アドバイス:
人間は自分と近い感覚を持つ意見を聞き入れやすい性質があるので、違う意見に耳を傾けることが大事。
違う意見に耳を傾けるという度量というのは自分との戦いでもある。- 劇場のイドラ
人間は、医者・博士・先生といった権威のある人の言葉を信頼しやすい。
無条件で信頼してしまう。
菊谷さんによる対策アドバイス:
人間の本質である「煩悩具足の凡夫」を知ることが大事。
煩悩とは欲・怒り・妬み・嫉みのこと。
具足とは塊のこと。
凡夫とは人間のこと。
すなわち「人間は煩悩の塊で出来ている」ということを知るのが大事なのだ。
いかがでしょうか。
耳が痛くなる話ですよね。
でも「今思っていることは偏見かも知れない」と常に自身に問いかけることはとても大事だと思います。